社労士の選択式対策|用語を思い出す5ステップとミニ練習
社労士の選択式で『見たことはあるのに出てこない』を見直す学習法。労働者の定義を使うミニ練習、原則と例外の読み分け、数字の復習メモを具体的に紹介します。
「読める」と「空欄に答えられる」を分けて確かめる
テキストを読んだときは分かったのに、空欄になると言葉が出てこない。選択式の勉強では、その差を小さな範囲で確かめていきましょう。
まず一つの定義文を選び、読む→隠す→答える→本文と比べる→後日もう一度答えるの5ステップを試します。アプリの虫食い機能でも、紙に書いて語句を隠す方法でも実践できます。
今日から使える5ステップ
- 読む:一つの定義文を選び、誰の・何のルールかを確認する
- 隠す:重要な語句を一つだけ隠す。最初から文章全体を空欄にしない
- 答える:答えを見る前に、入る語句とその理由を考える
- 比べる:本文に戻り、思い出せなかった言葉と読み落とした条件を確認する
- 再挑戦する:別の日に同じ範囲を開き、今度はヒントを減らして答える
「意味は分かるが、正式な語句が曖昧」なら表現の確認へ。「似た制度の言葉を入れた」なら比較へ。間違いに合わせて次の復習を変えます。
ミニ練習:労働者の定義を一つ確かめる
以下は、労働基準法第9条をもとにしたこの記事独自の学習用練習です。実際の試験問題や出題予想ではありません。
この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に[A]される者で、[B]を支払われる者をいう。
- Aの候補:使用/登録
- Bの候補:賃金/配当
まず、二つの空欄に入る語句を考えてください。答えを選んだら、AとBがそれぞれ何を説明しているか、一言添えてみましょう。
答えと確認するポイント
Aは「使用」、Bは「賃金」です。Aは事業との関係、Bは支払われるものを示しています。単に「働く人」という印象だけで覚えず、定義に含まれる要素を分けて見ます。根拠は厚生労働省掲載の労働基準法・第9条です。
次は候補を見ずに答えてみましょう。それもできたら「この法律で」という冒頭に戻ります。同じ「労働者」という言葉でも、どの法律の定義かを一緒に確認する習慣を付けます。用語集の労働者から意味を読み直せます。
間違いに合わせて、復習のしかたを変える
| 答えたときの状態 | 確認したいこと | 次の練習 |
|---|---|---|
| 言葉自体を知らなかった | 用語の意味と制度の目的 | 用語を一文で説明する |
| 意味は分かるが表現が出なかった | 教材・条文で使われる語句 | 候補なしで一つの空欄に答える |
| 似た制度の語句を入れた | どの法律・どの制度の話か | 二つの制度を同じ項目で並べる |
| 原則だけ覚えていた | 例外になる条件、ただし書 | 「原則は何か/いつ変わるか」を別々に答える |
| 数字だけ間違えた | 単位、起算点、対象、例外 | 数字を含む一文全体で答える |
| 正解したが自信がなかった | 選んだ根拠 | 他の候補が違う理由を一つ説明する |
数字は「何の、いつから、どの単位」をセットに
数字を並べた一覧は見返しやすい一方、違う手続の期限や期間を混同することがあります。次の型を使い、数字以外の条件も残してみましょう。
「制度・手続名/誰が/何を/いつから/どの単位で/例外/確認した教材と年度」
たとえば届出期限を調べたら、数字の前に「誰が提出するのか」「いつを起点に数えるのか」を自分に出題します。改正が関係する数値は、受験年度に対応する教材や公式資料を確認してからカードにしてください。
虫食い練習のあとに、本試験の文章を読む
自作の空欄は、覚えたい語句を確認する練習です。本試験では選択肢や文章全体の文脈も読むため、公式問題に触れる時間も作りましょう。
試験センターの公開ページで選択式の試験問題を確認できます。解いた後は、正答だけでなく「空欄の前後のどの言葉が手掛かりになったか」を一つ残してください。合格基準は年度ごとの公式発表で確認します。
今日の10分を、次の一問につなげる
- 最初の3分:テキストから一つの定義文を選んで読む
- 次の3分:語句を隠して答え、本文と比べる
- 最後の4分:間違いを表のどれかに分類し、次に確認する一文を残す
無料テキストの虫食いチェックや用語フラッシュカードも、この流れに使えます。シャロップで短く学ぶときも、今日のゴールは正解数だけでなく「この言葉を選んだ理由が一つ分かる」に置いてみてください。
関連ページ
- 社労士アプリの機能を見る: 社労士アプリ シャロップ
- 試験の全体像を確認する: 社労士試験完全ガイド(合格率・勉強時間・独学のコツ)
- 用語集で確認する: 選択式試験、択一式試験、足切り、救済措置(基準点補正)
- テキスト学習へ進む: 全科目のテキストを見る
よくある質問
Q.社労士の選択式対策は何から始めればいいですか?
今読んでいるテキストから一つの定義文を選び、重要語句を一つ隠して答えてみてください。意味が曖昧なのか、表現が出ないのか、似た制度と混同したのかで、次の復習を変えます。
Q.虫食い問題だけで選択式対策はできますか?
虫食い問題は重要語句を思い出す練習に使えます。あわせて公式の試験問題で、文章全体の流れや選択肢の読み方も確認しましょう。自作問題と本試験の問題は役割を分けて使います。
Q.数字を何度も間違えるときはどう覚えればいいですか?
数字だけでなく、制度名、対象者、何をするか、起算点、単位、例外を同じメモに残します。受験年度の教材や公式資料で確認し、次は数字を含む一文全体で答えてみてください。