労働保険徴収法 / 総則

どんな保険料がある?

55
初学者向けまず、ざっくり理解

本文を読む前のミニ地図

どんな保険料がある?を、まず大きな絵でつかむ

徴収は、ざっくり言うと労災保険と雇用保険の保険料を、どう集めるかを学ぶ科目です。このレッスンでは「第10条から第12条、第31条を中心に、一般保険料・特別加入保険料・印紙保険料と負担関係を整理する」を理解します。最初は細かい例外より、何のためのルールかを押さえましょう。

たとえるなら

保険制度の会計係です。誰が、いつ、どの計算で払うかを整理します。

なぜ大事?

年度更新、概算保険料、確定保険料の流れを押さえると数字問題が読みやすくなります。

試験では

納期限、申告、保険関係の成立、メリット制などの手続と数字が狙われます。

最初の読み方

本文では、まず「徴収法の保険料は5種類」に関係する用語と数字に印をつけるつもりで読んでください。

徴収徴収法の保険料は5種類初学者向け

無料で読む。登録すると、続きと復習が残る。

このレッスンを読んだあと、次回は迷わず続きから。

テキストは無料で読めます。有料プランでは、読んだページの保存、復習キュー、暗記カードSRS、問題演習までつながります。

前回のページを保存
読んだ内容を復習へ
次回は続きから再開
解説テキスト

徴収法の保険料は5種類

徴収法第10条第2項は、労働保険料として一般保険料、第一種特別加入保険料、第二種特別加入保険料、第三種特別加入保険料、印紙保険料、特例納付保険料を並べています。社労士試験では、まず『基本は一般保険料、例外に特別加入保険料と印紙保険料がある』という大きな地図を持っておくと迷いにくくなります。

種類主な対象ざっくりした意味
一般保険料通常の適用事業労災保険と雇用保険の基本の保険料
第一〜第三種特別加入保険料特別加入者労災の特別加入に対応する保険料
印紙保険料日雇労働被保険者雇用保険印紙で納める特別な保険料

一般保険料は『賃金総額 × 保険料率』

一般保険料の額は、賃金総額に一般保険料率を乗じて計算します(徴収法第11条第1項)。賃金総額とは、その事業で使用するすべての労働者に支払う賃金の総額です(同条第2項)。たとえば年間賃金総額が3,000万円なら、その事業に定められた保険料率を掛けて一般保険料を求めます。

計算の基本式

一般保険料 = 賃金総額 × 保険料率。徴収法では最重要の計算式です。

一元適用なら労災保険率 + 雇用保険率

徴収法第12条第1項は、労災保険と雇用保険の両方が成立している事業では、一般保険料率を『労災保険率 + 雇用保険率』としています。逆に、労災だけ成立している事業なら労災保険率、雇用だけなら雇用保険率です。1つの事業で両方成立しているのが原則なので、通常は足し算で考えます。

雇用保険部分は労使負担、労災保険部分は事業主負担

被保険者の負担と事業主の負担は徴収法第31条で定められています。通常の雇用保険部分は被保険者も負担しますが、労災保険部分は事業主負担です。したがって、給与計算では雇用保険料だけを天引きし、労災保険料は天引きしないという実務になります。

保険料部分労働者負担事業主負担
労災保険分なし全額
雇用保険分ありあり
雇用保険二事業分なし全額
ひっかけ注意

『労働保険料は全部労使折半』は誤りです。労使折半に近いのは雇用保険部分だけで、労災保険分は事業主全額負担です。

印紙保険料は日雇労働被保険者の特別ルール

日雇労働被保険者については、通常の一般保険料とは別に印紙保険料が問題になります。徴収法第31条第2項は、日雇労働被保険者が印紙保険料額の2分の1を負担すると定めています。日雇の章では『雇用保険印紙』と『被保険者手帳』の組み合わせが頻出です。

虫食いチェック

重要語句を思い出して復習

解説テキストと確認問題から、重要語句・数字・条文番号を復習カードにしました。 読んだ直後に思い出せるか、軽くチェックしてみましょう。

覚えた 0/5

Q1 / 5

確認問題から復習

徴収法第10条第2項が定める労働保険料のうち、通常の適用事業で基本となるのは( 1 )である。

答えを思い出してから「答えを見る」を押してください。

Q2 / 5

確認問題から復習

一般保険料の額は、( 1 )に一般保険料率を乗じて得た額である。

答えを思い出してから「答えを見る」を押してください。

Q3 / 5

一問一答で復習

次の問いの正解を思い出しましょう。労災保険と雇用保険の両方に係る保険関係が成立している事業の一般保険料率として正しいものはどれか。

答えを思い出してから「答えを見る」を押してください。

Q4 / 5

一問一答で復習

次の問いの正解を思い出しましょう。労働保険料の負担関係として正しいものはどれか。

答えを思い出してから「答えを見る」を押してください。

Q5 / 5

正解文から復習

日雇労働被保険者が(   )を負担する。

答えを思い出してから「答えを見る」を押してください。

復習カードは確認問題と本文をもとに作成しています。さらに解き込みたい場合は、下の演習問題へ進めます。

レッスン後のおすすめ

覚えた語句を、明日の復習に残そう。

虫食いで確認した語句は、暗記カードSRSや復習キューに回すと忘れにくくなります。前回の続き・学習記録・問題演習までまとめて使えます。

このレッスンの確認問題は5問あります。

すでに登録済みの方はログインして続きから

労働保険徴収法の無料テキストからつながる機能

前回の続き

復習キュー

SRS暗記

AIコーチ

無料で読んだ内容を、アプリ内の復習と暗記へつなげられます。

徴収の他のレッスン

次にやると得点につながること

テキストを読んだ後は、用語・攻略記事・数字暗記・一問演習へ進むと、検索で得た知識がそのまま得点に変わりやすくなります。